鞄n辺採種場、佐藤士郎氏の「野菜栽培講習会」に参加してまいりました。
ご自宅が、青森にあるという佐藤さん。
直接の被害は免れたとのことですが、
町には物資がなく、会社では、燃料不足のため自宅待機を余儀なくされているそうです。
そんな大変な中、清水へいらして元気の出る話を沢山してくださいました!
技術的な話から、暦の話、そして生きる知恵までも!?
非常にためになるお話を、面白おかしくしてくださり、
帰るときは、思わずステップを踏むほどでした!
佐藤さん、そしてご紹介して下さった方々、
本当にありがとうございます!!
興味をひかれたお話を以下に少し。
虫もつかない、病気にもつよい、超長生きの「スーパーセル苗」!
ふつうは播種後30日〜35日で定植するキャベツの苗。
しかし当然、いっぺんに定植すれば、収穫時期もいっぺんにやってくる。
収穫時期に忙しくて、せっかく植えたけど、採りきれなくなることはもちろんある。
じゃあ、定植時期を少しずつずらせばよいということになるが、
それでは、苗が徒長してしまう。
と、ここで、スーパーセル苗登場!
驚くことにこの苗、100日、200日と生きている。(写真右下がそうです!)
しかも、どんなに古い苗でも定植したら普通の苗と同じに55日で収穫期を迎える。
これならば、例えば一週間ずつずらして定植すれば、順番に収穫していけるよ〜というわけです。
おもしろいのは、
「35日~45日苗は植えないでね!」
というところ。
芽を出した苗は普通に成長して30日で完成する。
しかし、そのまま定植されず、養分が尽きると、
いのちの危機を感じ、自ら超省エネモードに切り替えるらしく。
その切り替え期間が、35日〜45日。
これを過ぎて50日位から、立派な「老化苗」となって安定するとのこと。
こうなれば、虫もつかない、病気にもならないという。
・・これを聞いて思いだしたのが、フリーダイバーのジャック・マイヨール。
潜水中の彼の脈拍は毎分26回まで落ちたという。
生命の危機を感知して、体は超省エネモードになるというのだ。
人間にはそんな力が宿っていたのだ、と当時感動したが、
植物も同じ。
生きとし生けるものの、生命力、生きる本能の底力を再確認。
その他、暦の話。
旧暦の暦から、今年の気候を予想するというもの。
うーん。
暦というのは奥深い。
暦の原型は、農事暦。
ということは、つまり・・たぶん太陽の動きを記したものなのだろう。
雨も風も、季節の移り変わりも、結局は太陽のご機嫌次第だから。
へーっとばかりに、不思議な暦ワールドに引き込まれていたら、
最後に人生訓。
「向かい風、ふりむけば追い風」
・・・思い切って、視点を変えてみよう!
「なぜ?ではなく、何のために?」
・・・「なぜ?」は過去思考。
・・・「何のために?」は未来思考。
勉強になりました^^
ありがとうございます!!