2011年03月19日

私たちができること

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ここ数日、春の嵐のような強風が吹き荒れています。
露地のアスパラ畑の雪はぐんととけています。

この一週間、本当にさまざまなことを考えました。
元気なつもりでいても、いつもと違う疲労感を実は感じている方も多いと思います。

3月16日の北海道新聞朝刊、精神科医の香山リカさんのコラムが話題になりました。
以下に引用させていただきます。

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「あなたの力が必要」その日のために

・・・日本を襲った未曾有の大惨事。今はこの国に住むほとんどの人たちが、この災害に関する情報、そしておびただしい映像に連日接し、これまでとは違った毎日をおくっている。たとえ直接、大きな揺れを感じたり津波を目撃したりしていない人でも、かなりリアルな「疑似体験」をしていると言っていい。
(中略)
・・・眠れない。不安で胸がザワザワする。気持ちが落ち込んで無気力になる。逆に「何かしたい」と思い、目的もないまま動きまわってしまう。人と話していてもやたらとイライラする。これらは、すでに心が深刻な傷を受けていることを意味している。
(中略)
・・・これからは、日本中がお互いを支え合い、励まし合って、立ち直って行かなくてはならないのだ。そのためにも、まずすべきことは、自分で自分を守ること。そうできる人は、ゆっくり体を休め、食事をきちんと取り、お風呂に入って体をあたためる。「被災地の人に申し訳ない」と思う気持ちもわかるが、そうやって自分を維持することが直接、被災していない人の義務だと思う。「あなたの力が必要」と言われるその日に備え、自分の生活と健康を守る。それが今、私たちにできる最大限のことなのではないだろうか。

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日本人が、本当にがんばらないとならないのは、むしろこの後ではないかと思うから、
だから、その時のために、いま元気な人はなるべく健やかでいられるように努力しよう。
心を痛めながらも、平常心を保つエネルギーとは、
すなわち本物の『強さ』だ。
その『強さ』にチャレンジだ。


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2011年03月18日

元気をありがとう

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鞄n辺採種場、佐藤士郎氏の「野菜栽培講習会」に参加してまいりました。
ご自宅が、青森にあるという佐藤さん。
直接の被害は免れたとのことですが、
町には物資がなく、会社では、燃料不足のため自宅待機を余儀なくされているそうです。
そんな大変な中、清水へいらして元気の出る話を沢山してくださいました!

技術的な話から、暦の話、そして生きる知恵までも!?
非常にためになるお話を、面白おかしくしてくださり、
帰るときは、思わずステップを踏むほどでした!
佐藤さん、そしてご紹介して下さった方々、
本当にありがとうございます!!

興味をひかれたお話を以下に少し。

虫もつかない、病気にもつよい、超長生きの「スーパーセル苗」!

ふつうは播種後30日〜35日で定植するキャベツの苗。
しかし当然、いっぺんに定植すれば、収穫時期もいっぺんにやってくる。
収穫時期に忙しくて、せっかく植えたけど、採りきれなくなることはもちろんある。
じゃあ、定植時期を少しずつずらせばよいということになるが、
それでは、苗が徒長してしまう。
と、ここで、スーパーセル苗登場!
驚くことにこの苗、100日、200日と生きている。(写真右下がそうです!)
しかも、どんなに古い苗でも定植したら普通の苗と同じに55日で収穫期を迎える。
これならば、例えば一週間ずつずらして定植すれば、順番に収穫していけるよ〜というわけです。
おもしろいのは、
「35日~45日苗は植えないでね!」
というところ。
芽を出した苗は普通に成長して30日で完成する。
しかし、そのまま定植されず、養分が尽きると、
いのちの危機を感じ、自ら超省エネモードに切り替えるらしく。
その切り替え期間が、35日〜45日。
これを過ぎて50日位から、立派な「老化苗」となって安定するとのこと。
こうなれば、虫もつかない、病気にもならないという。

・・これを聞いて思いだしたのが、フリーダイバーのジャック・マイヨール。
潜水中の彼の脈拍は毎分26回まで落ちたという。
生命の危機を感知して、体は超省エネモードになるというのだ。
人間にはそんな力が宿っていたのだ、と当時感動したが、
植物も同じ。
生きとし生けるものの、生命力、生きる本能の底力を再確認。

その他、暦の話。
旧暦の暦から、今年の気候を予想するというもの。
うーん。
暦というのは奥深い。
暦の原型は、農事暦。
ということは、つまり・・たぶん太陽の動きを記したものなのだろう。
雨も風も、季節の移り変わりも、結局は太陽のご機嫌次第だから。
へーっとばかりに、不思議な暦ワールドに引き込まれていたら、
最後に人生訓。

「向かい風、ふりむけば追い風」
・・・思い切って、視点を変えてみよう!

「なぜ?ではなく、何のために?」
・・・「なぜ?」は過去思考。
・・・「何のために?」は未来思考。

勉強になりました^^
ありがとうございます!!
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2011年03月15日

すべて繋がっているから

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露地のアスパラもだいぶ顔を見せてきましたが、
こちらは午後から雪がちらついています。

非常に心配な状況が続いています。
・・どう考えたらいいのか。

昨日はスーパーで買い物をしましたが、
道内の野菜が不足するこの時期に、東北地方の野菜に大変お世話になっていることを改めて確認しました。
仙台のいちご
福島のにら・・などなど。
愚かだから、失ってみて初めて、そのありがたさに気づくのですね。

そして、
農業、漁業、酪農畜産業など、どうしても、第一次産業のことが気になってしまいます。
自然環境や生態系を元にもどすには、膨大な時間がかかります。
陸も、海も、空も、すべて世界中が繋がっていることを、忘れてはいけません。
他人ごとではありません。
我々の問題です。


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2011年02月22日

日暮れの日高山脈

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昨日の空。
夕空の日高山脈と、飛行機雲。
こういう風もなく、穏やかな夕方に続く朝は、
冷え込みます。

この空のはるか、はるか向こう・・・
中東では、騒乱が。
そのせいか、明日からガソリン値上げとのこと。

世界は、いろいろ繋がっています。
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2011年02月02日

その、ひと口について考える

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霧島山・新燃岳の噴火。
テレビ映像で見るたびに、火山灰の処理の大変さを想像してみます。
雪ならば、いつかは溶けてなくなりますが・・。
埃っぽいだろうし、いつ止むかもわからないし・・。
自然のことだから仕方ないとはいえ、ほんとうに大変なことです・・。

そして、鳥インフルエンザ。
ダブルパンチです。
農業新聞によると、韓国でも口蹄疫感染拡大の中、鳥インフルもまん延とのこと・・・。

農業や自然環境の問題は、つまりは私たちが日々口にする「食」の問題です。
「食」は、我々の「生命維持」に欠かせないものです。
他人事と思わず、自分のことと思って見ると、ニュースの見方も変わります。

食べることは、生きること。
その、ひと口には、たくさんの自然や社会の背景があるのです。
考えさせられます。
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2011年01月28日

幸せを「見える」化する

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去る、1月18日の「農商工連携セミナー」
この日の講師は鹿児島の農業生産法人鰍ウかうえ代表、坂上隆氏。
3時間では収まりきらない盛りだくさんの内容でした。
なかでも、凄いと感じたのは、作業工程、圃場管理などITを駆使して「見える」化し、合理的な農業経営を実践されていること。
「見える」化の原点は、剣道の精神にあるとのことです。
剣の達人は、敵の次の一手がすべて「見える」のだそうです。
先が見えていれば、慌てず次の手が打てる。
K(カン)K(経験)D(度胸)に頼らない、均一な仕事ができるというわけです。

よく思うのですが、企業の方や異業種の方は、工業製品と同じような感覚で農作物を捉えていらっしゃるのですよね。
それも無理はありません。
不確定な事案にも、数字や図表を用いて、日々「見える」化して、皆さん仕事をされているわけですから。
当然といえば、当然でしょう。
一方、農業は自然相手、生き物相手。
なんたって、お天道様次第です。
不測の事態も起きまくります。
しかし・・・さかうえ社長のお話を自分なりに反芻すれば・・
不確定要素も、不確定なりにがんばって「見える」化しようよ!ということでしょうか。
「上手くいってなんぼ」
「下手したらなんぼ」
農業従事者ならば、この幅は当然頭のなかにお持ちだと思います。
そのあたり、幅を持たせてもいいから「見える」化しておけば、情報共有できます。
そうすれば、たとえ不測の事態が起きても、慌てず対処できる。
また、「見える」化によって、関わる人々の自発的な提案やひらめきが喚起でき、
結果、作業の省力化・合理化も期待できます。
ひとりの能力には限界がありますが、「見える」化すれば、皆の知恵を総動員できるわけです。

・・さて「農商工連携人材育成セミナー」全15講を終えて感じたこと。
沢山あります。
ありすぎます。
ただ、思い切り俯瞰して感じるのは・・農業でも二極化が進んでいる現状。
基本的に従来の個人経営型で、想いを込めたものづくり、ブランドづくりに注力する・・広げるというより深めていく形。
一方、最先端技術を駆使して、大規模化、合理化して、新規就農者の裾野をも広げていく形。
この二極化の動きのなか、TPPやらなにやらで、今までの枠組みが取っ払われた時、果たして業界はどうなるのでしょうか?
「TPPの是非は考えていない。(・・何があろうとやりぬく覚悟なのだから、日々起きてくるリスクをひとつひとつクリアしていくだけだ)」
さかうえ社長はTPPについて、そんな風におっしゃっていました。
そうですよね。
余りにも予測できない未来を心配しても仕方がありません。
「明日世界が終ろうとも、私は今日りんごの木を植える」
これは・・・どなたがおっしゃったのでしたっけ?
その精神です。
さかうえ社長は、
「ビッグピクチャー・スモールウィン」(大きなビジョンをもち、日々小さいことをやり遂げていく)
と語られていました。

嵐がこようが、津波がこようが、我々がやることはただ一つ。
頑張って生きていくことです。
目の前のことを一生懸命やるだけです。
希望を持って、夢をもって。
がんばりましょう〜!

というわけで、このあとはセミナーの締めくくり。
岩手県くずまき高原へ研修にいってまいります。
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2010年12月20日

地道な発信

「農商工連携人材育成セミナー」
今年最後の講義は、阪急百貨店バイヤーの薬師寺雅文氏。
バイヤー、しかも関西人の視点から、十勝・北海道の魅力について楽しいお話を伺いました。
冒頭、「来月は大丈夫。来年も多分大丈夫。でも5年後、果たしてどうなっていますか・・?」
と聞かれ、むむ〜と考え込む会場。
本当に、先のことがさっぱりわからない時代です。

・物産展は北海道、沖縄、九州
・北海道、沖縄に求めるのは「ゆるさ」「人」「癒し」
・地産都消
・量より質
・生産者が直接売る方がよい
・思いを届けることが大事
・地道な発信が大事
・バイヤーを動かしてください

草の根的な方法でも、地道に情報発信していくことが大切だと教わりました・・。

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2010年12月17日

しんむらさんのミルクジャム

「農商工連携セミナー」
本日は、十勝上士幌町のしんむら牧場より新村社長の講義。
しんむら牧場の「ミルクジャム」は、ご存知の方も多いと思います。
美味しいですよね〜
その「ミルクジャム」の誕生秘話。
ブランディングなどについてお話を伺いました。

・牛にできることは、牛にやってもらう集約放牧
・土壌改良による、牛が食べたくなる牧草づくり
・放牧地は牛のバイキング!
・タフで長生きする牛たち

こういった牧場づくりをされつつ、
あの美味しくておしゃれな、「ミルクジャム」を作っている・・。
これがまさに、「ミルクジャム」の魅力ですよね。
「どんなブランドも、物語で始まり、約束で終わる」
・・このセミナーでは、何度も耳にしていますが、
やはり「思い」をこめた「ものづくり」に勝るものはありません。
新村さんの思いが、隅々まで伝わる「ミルクジャム」を再確認しました。

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2010年12月09日

「やまけん」登場!

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本日の農商工連携セミナーには、
あの有名ブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」の作者である
「やまけん」こと山本謙治氏が登場!

何を隠そう私、こちらのブログはずいぶん前から読ませていただいておりました。
「食」に対する考え方が自分と似ていて励まされることも多く、
そしてなにより・・ブログの写真がすごくいいのです!
写真の勉強にもなります。
ぜひぜひ、一度ご覧になってください〜

というわけで、
ご本人に会えるなんて超幸せ〜!と、
ミーハーモードに傾きそうな自分を抑えつつ、しっかり勉強してきました。

・良いものを作って、適正な価格で売ろう。
・どうせ苦労するならば、値下げする苦労より、良いものを良い値でかってもらう苦労をしよう。
・そのために、消費者に伝える技術、納得してもらう技術を磨こう。
・これからは、エシカルソーシング(倫理的調達)が当たり前になる。

特に、伝える技術は、生産者や地方は不得手です。
なぜなら、伝えること・・・コミュニケーションは、まず「相手を知る」ことから始まりますから、
エンドユーザーから、遠く離れた環境で暮らす我々は、当然不利なのです。
消費者が生産者や本当の産地の情報を知り得ないように、
我々、産地でも、都会で暮らすみなさんのライフスタイルを実感することはできません。

そこで、やはり思うのは・・・
都会と田舎、両方の暮らしを体験した人。
こういう人々の意見を取り入れようということ。
このセミナーでも、よく登場する「坂本龍馬」のように、間を取り持つ人。
それぞれの立場や言い分を理解したうえで、双方をつなぐ橋渡しができる人。
こういう人材や知恵が、今、なにより求められているのではと思います。
都会で暮らす、我こそは・・・というあなた!!
今、地方はチャンスですよ。
あなたのそのセンスが求められています。
ただし都会の価値観だけで、押し切るようなやり方はいけません。
双方のいいところを補完し合うような、柔軟なコーディネイト力が問われます!
そして、地方にいる我々も、今までのやり方に固執せず、
気持ちをオープンにして、いろいろチャレンジしようぜよ!

最後に、やまけんが、十勝へ来たら必ず食べるというアイテムを。
満寿屋パンの白スパサンド。
→あるだけ買い占めるそうです(笑)
インディアンカレー。
→あなどるなかれ。東京でも食べられない味!
・・他にもたくさんありますが、それは「やまけんの出張食い倒れ日記」をご覧ください〜

お、そうです!
我らが清水町のご当地グルメ「牛玉ステーキ丼」も絶賛いただきましたよ!!
味噌味が面白い!とのこと。
やった〜!
ありがとう〜やまけん!

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2010年11月26日

フロンティア精神

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再び「農商工連携セミナー」。
本日の講師は、かのTV番組「ガイアの夜明け」にも出演された、アジアネット田中豊氏。
福岡のいちご「あまおう」をアジアでヒットさせた農産物輸出の仕掛け人です。
今日も元気のでる言葉や発想をたくさんいただきました。

〜グローバルに考え、ローカルに行動しよう!
〜日本は内向きすぎる。今こそ、外へ攻めていこう!
〜人と同じことはしない。人の逆をいく。"変わり者"は、ほめ言葉。
〜地元+よそ者。プロ+素人。新たな結びつきで新たな発想!

そして・・今日も出てまいりました。
坂本龍馬殿!
「外にでることで、自分に自信と誇りがつくぜよ!」
幕末の龍馬の視点、発想力が、今の日本にはつくづく必要なのですね・・。

そして、先生曰く、
「海外輸出は、B級グルメとまったく同じ。」
???
「B-1グランプリなどに出店するのは、最終的に地元へ人を呼びたいから。
海外へ出るのも一緒なのです。
海外に挑戦して、国内でさらに成長するのです。」
なるほど。
・・そうわれてみれば、何を隠そうこの私も、
以前、東京日本橋の老舗デパ地下にて、
一粒100円の「あまおう」を買わせていただいたことがあります。
噂のイチゴを食べてみたかったもので・・(^_^;)

さらに、先生のブログ「ニッポンを売る!」では、こうおっしゃっておられました。
(以下引用)
・・・TPP、FTAに参加してもしなくても、
これからのニッポンはフロンティア(開拓者)精神に富んだ人たちの時代になります。
いや、もうなってます。後戻りはできません。・・・

むむむ・・・!!
閉塞感に息詰まる今の日本を嘆くよりも、
日本人としての誇りをもって、その先の新しい世界へ船出しようではないか!
わ〜はっはっはっ〜!!

わけもわからず、
ムズムズと熱くなる自分が、
確かに、そこにいました^^

勇気と希望をありがとうございます!

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2010年11月24日

龍馬伝

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毎朝氷点下となる十勝。
ハウスのアスパラもいよいよ枯れてきました。

さて、今月から
「農商工連携人材育成セミナー」という講義に出させていただいております。
なんと、1月まで全15回。充実の内容です。

ところで、「農商工連携」と「6次産業」という言葉。
新聞でもよく見かけますが、改めて。

「農商工連携」というのは、読んで字のごとく
農業、商業、工業が連携して、新しい商品やサービスを開発しようというもので、
経済産業省が推進している事業。

一方、「6次産業」とは、
第一次産業×第二次産業×第三次産業で・・
1×2×3=6で・・6次産業。
結局めざすところは「農商工連携」とほぼ同じ、といいます。
こちらは、農林水産省の推進する事業。

混迷を迎えている世界経済。
日本も、都会も、地方も。
これからは、手と手をとって、力を合わせていかなければ!
というわけですが、
異業種が手を結ぶというのは、実際は難しく、
ここで、必要なのは・・・「坂本龍馬」!
と、先生はおっしゃる。
本来、結びつかないものを、結びつけ、再編成していくには、
「龍馬」のような人材が必要なのだと。

「十勝に龍馬が必要だ。」
という言葉が印象に残りました。

世の中を区切っていたさまざまな境界線が、
だんだんぼんやりしつつある昨今。
ピンチがチャンスに変わるか?否か?
「龍馬」を必要としているのは、
十勝だけでなく、どこの世界も一緒だと思います。

今週末で最終回ですね・・^^


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2010年11月07日

海・空・大地を堪能!

週末、「北海道中小企業同友会帯広支部・第3回地区交流会」へ参加させていただきました。
今回お邪魔しましたのは、南とかち、大樹町と広尾町。
題して・・
「地域再発見!南とかちの魅力をお届けします!〜大樹・広尾を巡る魅力再発見ツアー〜」
十勝管内の企業や商店の経営者さん方とともに、最新型の広尾町バスに乗り込み出発!!

最初に訪れたのは、雪印乳業大樹工場。
PB061835.JPG←白衣に着替えて見学。
全国のスーパーで見かけます、おなじみの雪印さんのカマンベールチーズ。
なんとその100%が、ここ、大樹工場で製造、出荷されるそうです!
さらにその、原料乳はすべて地元、大樹町と広尾町の酪農家さんより受け入れしているとのこと。
雪印さんのカマンベールチーズ。
おそらく、一度は口にされたことがあると思います。
本州にお住まいの方は、大樹町も広尾町も初めて聞く名前かもしれませんが、
知らないうちに、両町の酪農家さんと繋がっていたのですね・・
そんなことを想像すると、ちょっと楽しくなります。

ランチは、地元の食材を使った「母さんごはん」をビュッフェ形式で堪能。
噂の「バナナ牛」もありましたよ。
1日1本、牛にバナナを与えるそうです。
免疫力がアップするとのこと。
PB061844.JPG←つい欲張ってしまうのです・・

お腹が膨れて幸せ気分の一行を乗せ、バスは次なる目的地、大樹町航空公園へ。
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まずは、広大な滑走路が眼前に迫ります。
滑走路の先は海。
風がビュービュー吹いてきて、
うーむアメリカみたい・・。
頭の中には、嫌でもあの名曲が流れてきます。
そう・・映画トップガンの名曲「デンジャー・ゾーン」!!
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そしてこの、巨大な格納庫。
宇宙航空研究開発機構「JAXA」の航空宇宙実験場の施設です。
この日は、災害時などに無人で被災地へ入ることのできる飛行船の実験中でした。

海からのアクセスの良さ。
さえぎるものがない広大な平地。
ここ大樹町は、宇宙への玄関口として期待されているとのこと。
夢は宇宙へ・・

気持ちが宇宙へ飛んだあとは、
群馬の高級味噌漬けの老舗「たむらや」さん大樹工場を見学。
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こちらの味噌漬けは、甘すぎず、辛すぎず、なんともいえないお味!
定番のキュウリや大根、生姜はもちろん美味しいですが、
最近は、チーズやつぶ貝などもあるそうで。
ご飯やお酒が進み過ぎて困っちゃいますね・・(笑)
製造工程やラインなどを興味深く見学させていただきました!

たむらやさんを後にした一行は、十勝港へ。
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活気のある漁港。
漁船ごとに、シシャモも選別中。
そして、それに群がる大量のカモメたち。
さながら、ヒッチコックの「鳥」を思わせる勢いにびっくり!
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そして今年10月より試験操業を開始したばかりの、話題の飼料コンビナート。
穀物保管サイロと配合飼料工場からなります。
とにかく巨大。

十勝港は、全国へ向けた農作物の出口であり、
また、生産に欠かせない、肥料や資材、飼料原料などの入口であります。
ここ十勝港は、農業王国、十勝を支える「アグリポート」なのです。

盛りだくさんの視察ツアー。
日も暮れかけてきましたが、まだまだ続きます。
十勝港を後に、「広尾サンタランド」へ。
ノルウェー、オスロ市から「サンタランド」として日本で唯一認定されたところです。
あいにくサンタさんは、忙しく外出中でしたが、
15万球のイルミネーションとハンドベル演奏に、心癒されました。
PB061915.JPG←かわいいサンタのハンドベルコンサート
クリスマスグッズもいっぱいで、ワクワク!→PB061920.JPG

PB061931.JPGPB061927.JPGPB061929.JPG
山を彩るイルミネーション。
町の夜景と一緒になって幻想的・・。

さて、メルヘンの世界に心洗われた後は、お待ちかね広尾の海の幸の試食会。
PB061937.JPGPB061934.JPGPB061936.JPGPB061932.JPG
広尾産のシシャモ焼き、唐揚げ、ハラス、イカのゴロ焼き、などなど。
胃袋のテンションが一気に上がったところで、懇親会場へ・・。
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こちらでも、ご馳走の嵐が吹きまくりましたよ〜
広尾産マツカワ、ホッキ貝のお造り。
半田ファームのチーズ。
百合根のかき揚げ。
いくら、ウニ、ツブ、そして毛ガニ・・・などなど。
まるで、お正月のような豪華さ。
海と大地の恵みを堪能させていただきました。
ご馳走さまですっ(涙)!!
さらに・・「アスパムーン」の宣伝までさせていただきまして、本当に感謝!感謝!です。

海・空・大地。
豊かな資源を有する十勝。
そのポテンシャルを大いに感じるツアーでした。

昨今、第一次産業は、小さくなって隅に追いやられているような気がします。
しかし・・・農林水産業が、なぜに「第1次」産業なのか?
「第2次」「第3次」ではなく、「第1次」であることを、今一度ぜひ考えてみてください。
海があって、
空があって、
大地があって、
そして、この身体があっての、
社会です。
文明です。
人類は、自然資源を利用してここまで発展してきました。
今もそうです。
あって当たり前のものの価値、豊かさ、ありがたさを、私たちは再確認すべき時ではないか?
そんな反省を覚えつつ。

北海道へいらっしゃるかもしれない、「ハンカチ王子」齊藤祐樹選手も語っておりました。
「自分は素晴らしい仲間をもっている!」

海と空と大地と、素晴らしい仲間。
十勝の経営者さんは、本当に恵まれていらっしゃる!!
そう、しみじみ感じた1日でありました。

ありがとうございます。






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2010年11月05日

寒風に晒されつつ

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雪がもうすぐそこまで近づいています。
今朝も相変わらず、風が吹き、不安定な空模様のファーム上空。
最低気温が、0℃前後となる毎日。
アスパラ畑は、すっかり黄金色に変わりました。
(中央に見えるくろいポチは、人です!畑の広さを想像ください^^)

さて、今朝の「日本農業新聞」
・・・「北海道2年連続不作。高温多雨で打撃。被害額502億円。」
という見出しが一面に踊っています。
昨年の冷湿害に続き、
今年は、高温多雨により、
麦、馬鈴薯、てん菜など畑作でも被害が大きく、
十勝でも142億円の減収見込みだそうです。

世界的な気候変動で、先行き不安な世界の「食」事情。
TPP、FTA、EPA、WTO・・など昨今のニュースをにぎわす英3文字いろいろ。
・・・しかし、どんなにたくさんお金を持っていても、
食べるものがなかったら、人は生きていけないわけで。
いのちをつなぐ「食」。
その「食」を生み出す「農地」をどう守るか?
それは考えていかなければならない。
うーむ・・

モヤモヤと考えつつ、寒風にさらされ、ポチっと畑にたたずむ。
そんな1日でありました。
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2010年10月30日

支え合い、助け合う心

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昨夜は、中小企業同友会、清水地区会へ出席。
本日のテーマは・・

地域プロデューサー・近江氏が語る!
「十勝はこんなに素晴らしい!!」
〜浦幌町教育プロジェクト、十勝農家民泊受け入れの実践から学ぶ〜

お話をしてくださった近江さんは、十勝では有名な方です。
なんと、東京生まれ、東京育ちで北海道で漁師となった方なのですが、
今は船を降り、十勝浦幌町を中心に、地域プロデューサーとして活躍されていらっしゃいます。
近江さんのユニークな経歴と活動については、こちらのサイトをご覧ください!

近江さんの活動のテーマは、
「支え合うこと」「助け合うこと」
都会育ちの近江さんが、漁師として、人知の及ばない厳しい自然と向かい合い仕事をする中で学んだことです。

ところで、TPP関連のニュースで再び話題になっている日本の食糧自給率。
・・・そうです、約40%
この自給率、地域別にみると・・東京は1%、大阪は2%、
しかし、十勝は・・なんと1100%なのです。
驚きの格差です。

で、次にこう考えます。

これって・・日本の人口の、ほんのひと握りの十勝の農業者が、
東京や大阪など大都会に住む皆さんの食を「支えている」ことになるのでは?
そしてもちろん、都会の消費者は、国産品を消費することにより、十勝の農業者を「支えている」。
もしかしたら・・・これを伝えあい、認識しあうことによって、
お互いに、「支えてもらう」ありがたさを感じ、
また、「支えている」使命感・やりがいを感じるのでは?
・・そんな気持ちのやり取りが、自給率向上や地域活性化、はたまた食育につながっていくのではないか?
いえいえ、それ以前に、なにやら温かい幸せを感じるではないか・・・!?

で、まずはお互いのことをもっと知りあおうと、
都会の高校生の農家民泊を広める活動にも力をいれておられ、
今年は、大阪の高校生たち1500名が、修学旅行で十勝の各地域の農家さんにホームステイして、感動的な交流があったそうです。

「大切なのは、気持ちを発信していくことです。」・・・近江さんはおっしゃいます。

・・ふと、幼稚園生のころ、お弁当を前に皆で唱えていた文句を思い出しました。
「お父さん!お母さん!お百姓さん!今日も、おいしいお弁当をありがとうございます!!」
感謝し、感謝される喜び。
自分ひとりで生きているわけではないという事実。
お互い様の精神。

気持ちや心の交流は、目に見える数字や成果として現れにくいものですが、
それは、いつだって、確実に、そこに、流れており。
その底力はあなどれません。

淡々と、しかし、熱く語る近江さんの思いが、
目には見えないけれど、ガツンと伝わってきました。

「都会」と「田舎」
「消費者」と「生産者」
今はあまりにも離れ過ぎてしまった二つの世界を、再びつなぎ合わせる、
「つなぎ役」としての近江さんの活動に今後も大注目です!

本もおすすめです。ワクワクします。
近江正隆 著
「だから僕は船をおりた」〜東京生まれの元漁師が挑む、フードアクション!
講談社
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2010年02月21日

未来の食卓

P2211790.JPG

ずっと観たいと思っていた映画「未来の食卓」。
帯広で上映が始まったので、さっそく観に行きました。

「学校給食と高齢者の宅配給食をすべてオーガニックにする」
フランスの小さな農村でチャレンジした試み。
子供たちの変化、
親たちの変化、
農家の変化などが、
のどかな農村の風景とともに描かれています。
そして、合間に次々と報告される、健康被害などの恐ろしいデータの数々。
子供たちの笑顔や、牧歌的な風景とのあまりの落差に、
いいしれぬ切迫感を、感じました。

勇ましい「オーガニック応援歌」を作り、子供たちが歌うあたりは、
さすがに、革命の国フランスらしいな〜と思いましたが、
ひょっとすると、これは本当に「革命」なのかも知れません。

「経済ではなく、良心を優先させなくてはならない。」
という村長の言葉が印象的でした。

帯広では、3/5まで上映中です。

posted by NshihataHL at 22:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ちょっと考えたこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月01日

COOLな卵パッケージ

P1291601.JPG

先日、帯広のデパートで見つけた卵。
芽室のオークリーフ牧場の卵です。
パッケージが、すごくかっこよくて、購入してしまいました・・
写真も何通りかありました。
「ジャケ買い」ならぬ、「パケ買い」。

農業の世界にも、デザイン力は、必要だと私は思うのですが、
「すったらことして、どうもならんべや〜」
という、先輩たちの声も聞こえてきそうです・・(笑)
でも、こんな風に、パケ買いする消費者もいるのですから。
今まで、思ってもみなかったことを、どんどんやっていけば、いいと思うのです。
そのうちに、進むべき道は見えてくると思います。

posted by NshihataHL at 22:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ちょっと考えたこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月22日

暦の不思議


PC061221.JPG

今日は一年で最も昼が短い日「冬至」。
この日を境に、太陽の力が蘇り、大地は力をましてくるといわれています。

さて、上図はカレンダーなのですが、
これすごく、おもしろいんです。
扇型の真中に見えるブルーの線が「冬至」・・今日です。
「冬」のページは、右はじの「立冬」にはじまり、
一番下の「節分」で終わっています。
そして、次の「春」というページへ移ります。
春は、もちろん「立春」で始っています。
さて、その調子で、春夏秋冬ぜんぶつなげると・・・

PC061225.JPG

大きな円ができあがります。
それぞれ、真中が「春分」、「夏至」、「秋分」。
はじまりは、「立春」、「立夏」、「立秋」!
ちなみに真中の波線は、月の満ち欠けを表しています。
・・・なんか・・怖くないですか??
美しすぎますよね・・
暦がこんなに数学的な美しさをもっていたとは!!

このところ、自然の世界に、数学的ともいえる正確さを発見することが多く、唸ってばかりです。
数学は苦手だけど、実はすごく身近なものかもしれません!

ともあれ、「冬至」は冬の真中。
雪や寒さは、これから本番だけど、
折り返し地点に来たと思うと、少しほっとします。






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2009年11月18日

マルシェの行方

PB181079.JPG

昨日の北海道新聞一面。
都市型産直市場プロジェクト「マルシェジャポン」は、
事業仕分けにおいて、廃止とのこと・・

「マルシェジャポン」は、
地方の直売所とは、また違った客層を取り込めるような感じで、楽しみにしてました。
都会に暮らす若者にも、農業や農村に興味を持ってもらえそうだし。
HPなども若い人向きのかわいい感じで、気に入っていたのに。

そういえば、、
大通り公園で開催予定の、札幌マルシェ初日は、台風で中止であった。
なにかを暗示していたか?!

それにしても、、事業仕分け。
そのほかの、食料自給率向上などの事業費についても縮減でした。
予算を切るのが仕分け人のミッションだから仕方ありませんが、
理不尽に削減、廃止を要求されるやりとりのなかで、
決意をあらたにするような役人の発言が目を引く。
以下は、日本農業新聞より引用。

・・仕分け人からは「自給率が50%になるとどうなるのか、国民にとって納得できる説明が欲しい」「米や牛乳の消  費が構造的に減っている中、どこまで事業を続けていくのか」といった厳しい質問も出た。答弁した農水省は「米を中心とした日本型食生活は(政策の枢要である)"一丁目一番地"だ」などと必要性を訴えた・・・(日本農業新聞より)

まさに“一丁目一番地”!
そうだ。そうだ。
がんばれ農水省!!















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